年が明けると株価が上がり、円安ドル高となって日本経済は活況気味です。
はたしてその影響はデザインの世界にも及ぶのでしょうか。
コスト意識が高まるなかで、モノづくりの現場は厳しさを増すばかり・・・。
どこかで歯止めが効くと思いますが、それはいつどんな時に起きるのでしょう。

快適性、環境性、デザイン性・・・普遍的な価値はいつの時代も変わらないはずです。

JR九州の車輛デザインに近年大きな変化が起きていました。
鮮やかな色使い、革張りの座席、フローリング床、木製のスツール、ブラインドなど
高級ホテルやラウンジのような設備が次々に車両に取り入れられています。
九州はクルマ社会優位の傾向にあるため、JR九州は細やかな工夫を重ね、愛される列車の開発を進めたそうです。
イメージを一変させた車両のデザインは、鉄道ファンのみならず多くの人を魅了し注目を集めました。
海外からの旅の予約注文も入ったと、新聞などで報道されていました。

この刺激を受けて、私たちもデザインに一層の力を込めて、今年をスタートしていきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。